2020.09.18 コラム
【アドテクコラム】データの授受に重要な「マクロ」とは?
●サマリー
- アドテクやデータ/マーケティングソリューション間で様々なIDの受け渡しが可能に
- 例えば、広告配信のターゲティングやクリエイティブ別にブランドリフト調査を行うことが可能に
- 例えば、広告配信プラットフォーム-DMP/CDP-CRMツール間のID連携・マッピングテーブル構築が可能に
● マクロ(Macro)とは?
「マクロ」とはデータのやりとりの際に利用する短い記号のようなものです。
アドテクやデータ/マーケティングソリューション間で様々なIDの受け渡しが可能になります。
■マクロで取得可能なデータ(一例)
- キャンペーンID
- 広告グループID
- クリエイティブID
- cookieID
- キャッシュ無効化 など
※プラットフォームによってデータ取得の可否は異なります点ご注意ください
●マクロには受け取り型と受け渡し型がある
マクロには受け取りできるものと受け渡しできるものがあり、ソリューションによって異なります。
■データ授受

※上記は一例となります
※弊社調べとなります。実際の可否は各ベンダー様にお問い合わせください
●マクロ実装
マクロはデータを「受け取る側」の計測タグへ「受け渡す側」のマクロを実装します。
CampaignManagerタグからDataCurrent計測タグへセグメント情報(プレイスメントID)を受け渡しを行うことで 、Audience分析やバスケット分析が可能になります。
●検証内容
<ステップ1>
DataCurrent計測タグにCampaignManagerのセグメント情報を受け渡すよう計測タグを作成
※セグメント情報(プレイスメントID)を受け渡すマクロ(%epid!)を実装

<ステップ2>
Campaign Manageへステップ①で作成したDataCurrent計測タグを設定
<ステップ3>
Campaign Manageを広告配信プラットフォームへ設定
●検証結果
Campaign Managerのセグメント情報をDataCurrent計測タグに受け渡すことができました。
■受け渡し結果(アウトプットイメージ)

上記を様々なデータと突合し、分析に利用いたします。
●補足
サイト内でCookieSyncする場合、マクロ設計に加え、カスタムJavascriptでデータを取得する場合が多い傾向です。
同じデータを取得するにもプラットフォームによってマクロ記述が異なりますのでご注意ください。
●さいごに
「データ取得方法がわからない」や「データ活用がうまくいかない」といった課題はありませんか?
データの取得設計はもちろん、カスタムJavascriptでの計測タグの設計等もお手伝いいたします。お気軽にお問合せください。
■関連記事/資料
本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp