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【DX推進】「データの民主化」が必要な理由とは?

はじめに


企業のDX推進を進めるには、各レイヤー・部署間でのデータ利用による成果の共有を行い、
組織全体のDX推進の熱量を引き上げることが大切であると、前回コラムにてご紹介いたしました。
推進の熱量を維持するには、特定の担当者に限定されず、全社員がデータに触れ、そのデータに基づき考えることができる「データの民主化」も重要です。

データの民主化とそのメリットとは?


「データの民主化」とは組織内の全ての人が必要な情報にアクセスする事ができ、正しくデータを理解し意思決定に繋げる事ができる状態です。
企業においてデータの民主化を進める事は、DX推進を行う上でも重要な取り組みの一つです。

「データの民主化」を行うことによるメリットをいくつかご紹介します。

  • 多角面から新しいアイディアを抽出し、革新的な新商品/サービスの案を得られる
  • 数字の共通認識を持つことができ、ファクトに基づいた建設的な会話が行える
  • 正しくデータを理解する事で、課題や問題点の早期発見が見込める
  • 迅速な意思決定により、素早くPDCAサイクルを展開し運用することが可能になる

「データの民主化」とは組織のみならず個人におけるデータの意識を高めることであり、個人の成長が企業としての成長にも繋がる取り組みです。

データの民主化を行う際の課題


「データの民主化」を進める上で企業が抱えている問題・課題としては下記の内容が寄せられました。

  1. データが整備されていない
    「データの民主化」を行う上で、先ず初めに出てくる多くの課題が、「データが整備されていない」状態です。
    CDPのような統合データ基盤がなく、システムが分断されており扱いずらい状況であるために、なかなかデータの活用が進みにくいといった課題です。
  2. データは統合されたが、正しくデータを読み解けず議論が進まない
    データは統合されたが、部門・担当毎に着眼するポイントが違う場合や、データの読み取り方に個人差が出てしまい多角面からの議論ができる状態になっていない等の課題です。
    または、データを読み解く以前に「SQLスキル」や「可視化が行えない」等もあげられます。
  3. 社内でのデータを扱う文化醸成のやり方が分からない
    「データの民主化」をどこから始めればいいのか分からない状況です。
    昨今では「DX推進」というワードの流行りと共に、企業がその重要性に気が付き、新たに専門の部署が設立され未経験で担当となった方や、経営層とDX推進を進める部門と現場で意思疎通がうまく取れないケースがあります。

同じデータを見ているものの、見るポイントや解釈の違いによりデータの民主化が形骸化してしまう状態に陥る可能性もあります。
この取り組みを進めようとした際に、問題や課題が邪魔をしてスムーズに推進することができないといったご相談を多くいただきます。

課題解決と事例のご紹介


上記の課題を解決するために実施した事例をご紹介します。

<データの整備>(金融業界・食品業界・エンタメ業界 他)

■データ活用がしやすい環境を構築
CDP構築後の活用を想定して実用的なデータ基盤を整備。
 ┗CDP構築総合支援・・・スタートからがっつりと構築を行うパターン
 ┗スモールスタートCDP構築支援・・・必要なデータを絞ってミニマムで構築を行うパターン

<データが見れる環境作り>(金融業界・食品業界・エンタメ業界・出版業界 他)

■データを可視化し一目でデータの傾向や洞察を得られる環境を構築
ダッシュボードを活用し、誰でも分かるデータ閲覧環境を整備。
 ┗弊社推進パターン・・・弊社にてダッシュボードを作成しお客様へご提供するパターン
 ┗伴奏パターン・・・内製化を目指してお客様と伴奏しながら作り上げるパターン

<コンサルティング>(金融業界・食品業界)

■データの民主化を目指した、方針・ロードマップの策定し運用
進め方の要件定義・方針整理・ロードマップを策定。社内での調整に役立つ資料作成等を含めて推進を行う組織の担当者とコミュニケーションを取りながらスムーズな運用を行うサポート

<内製化サポート>(金融業界・食品業界)

■勉強会の実施
内製化を目指したスキルトランスファーを行い、スキル人材を育成
 ┗BI構築スキル・・・基礎的な構築スキルから応用スキルまでを時間をかけてレクチャー
 ┗SQLスキル・・・基礎的なSQL知識のレクチャーと合わせてSQL一覧書を元にレクチャー

弊社では、企業一体となってDX推進が進められる環境作りをあらゆる角度からご支援しております。

企業の状態を把握し適切な対応が必要


前述した通り、データ環境の整備から始める必要のある企業もあれば、既に環境やスキルも揃っているが組織全体としては動けていない等、課題は企業によって様々です。
そのため、先ずは自社において不足している部分はどこかを明確にし、対応すべきポイントや強化すべきポイントを洗い出す事が重要です。

弊社では皆様の状態に応じた様々なサービスを展開しております。

■課題や目標が明確になっておらず、データから課題の発見をしてみたい企業様向け
AIを活用して課題を抽出・明確化させた上で、必要な対応を選定しサポートします。
「AI活用トライアルパッケージ+データサイエンティスト支援」

■課題は明確で目標も定まっている企業様向け
課題・外部環境等を踏まえたデータの読み方を伴走しながらサポートします。
「教育支援」

この他にも、データ基盤構築から総合的にサポートするプランや、
自社の統合データ基盤における課題(コスト高、使いにくい等)を解決するプラン等、ご用意しております。

さいごに


DX推進を進めるには、すべての社員が自分ゴト化し取り組むことが大切です。
そのために、社内での「データを見る文化の醸成」や、「データに基づいて社内コミュニケーションが取れる環境作り」を行う等、環境作りが非常に重要なポイントとなります。

DataCurrentでは、こういったDX推進におけるご支援はもちろん、データ基盤構築支援、データ活用(課題洗い出し、分析、施策設計、効果検証)支援、社内スキル人材育成支援等、データビジネスコンサルティングを行っております。

DX推進に関連して、9/27に開催される「日経クロステックNext東京」にて、企業様事例のご紹介をセミナー及びブースにて行いますので、是非お立ち寄りください。

「日経クロステックNext東京」登壇決定!

6月に関西で開催された「日経クロステックNext関西」に続き東京イベントにも登壇致します。
関西イベントを見逃した方は、是非この機会にイベントへのお越しをお待ちしております。

■登壇日時
2023/09/27 (水) 12:30 ~ 13:00

■登壇内容
「DXが進まない本当の理由!組織を変えるにはわかりやすい成果の共有を」

※イベントの詳細については、下記よりご確認ください。
https://www.datacurrent.co.jp/seminar-events/events20230927/

データに関するお悩みや課題をお持ちの方は、DataCurrent社へお気軽にお問い合わせください。

【ダウンロード資料】CDP総合支援サービス ~構想・構築・活用~

本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp

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