事例

2020.12.16

Instagram Spark ARを活用したカラコンとメイクの新しいユーザー体験事例【PIA株式会社様】

スナップチャットやTikTokに対抗するARコンテンツとして、Facebook社より提供されているInstagramのSpark ARについてご紹介させていただきます。
Instagram Spark ARでは、Spark AR Studioを用いて誰もがARコンテンツを制作・公開することができるようになりました。

今回は、カラーコンタクトレンズを中心に事業展開されているPIA株式会社様が、カラーコンタクトレンズ に親しみをもってもらえるコンテンツ配信を目的として、Instagram 上でカラーコンタクトレンズ とメイクを体験できる施策を展開した事例をご紹介します。
また、ARを制作する際の目的から制作、公開までのポイントもお伝えします。

サマリ

目的ターゲット(若年女性)に向けたブランディング、興味喚起
施策カラーコンタクトレンズの装着感やそれに合ったメイクアップを気軽に体験できるARエフェクトを制作。Instagram Spark AR上で公開。
結果・公開から長く使われるARエフェクトとなり、長期的なブランディング効果を実現
・約9割が若年女性と、コアターゲットのリーチを獲得

施策概要

PIA様は、Instagram上でコンテンツを展開するにあたり、
ブランドへの興味関心を喚起する施策を常に意識し、フォロワーを第一に考えたコンテンツ制作に取り組まれています。

今回のARでプロモーションしたカラーコンタクトレンズ「MOLAK(モラク)」は、国内市場で主流の「盛れるブラウン系レンズ」という概念から一線を画した、小さめ着色でニュアンスカラーを楽しむという前衛的なデザインでデビュー。
その新しさに挑戦していくコンセプトに伴い、MOLAKカラコンをテーマにしたInstagram ARカメラフィルターの開発にチャレンジしました。
PIA様が提供するカラーコンタクトレンズの装着感や、それに合ったメイクアップを気軽に体験できるようにすることを目的にAR制作を行いました。

DataCurrentでは、AR制作の目的設定、制作ディレクション、Facebook/Instagramアカウントの権限管理と連携、Facebook社への承認依頼等を担当しました。

開発したARフィルターについて

カラーコンタクトレンズブランド「MOLAK」のレンズとそれに似合うメイクをイメージした「ピンクメイク」と「パールメイク」の2種類のARエフェクトを制作しました。
「ピンクメイク」エフェクトにはMOLAKカラーコンタクトレンズのうち「Sakura Petal」が、「パールメイク」には「Mirror Gray」のレンズが実装されており、それぞれに合ったメイクも同時に、ARによっていつでもどこでも楽しめる仕様となっております。
メイク済みのフェイスからも体験できるよう普段使いできる自然なエフェクトを目指しました。

● AR利用方法

以下の手順で、今回制作した「ピンクメイク」「パールメイク」ARエフェクトをお試しいただけます。

  1. スマートフォンのInstagramアプリから、「PIA official Instagram(@pia_contact) 」のアカウントを開く
  2. 画面中央の顔マークアイコンをタップ
  3. 利用するARエフェクトを選択(MOLAK PinkかPearlの画像をタップ)

AR施策を実施する上でのポイント

Instagram上でのAR施策を行う上で、以下のポイントが重要となってきます。

1.Facebook社ポリシーに注意

Instagram Spark ARの利用規約上、例えば過剰に目を大きくする、フェイスラインを細くする等の「過度に盛るエフェクト(過度な加工や拡張)」は禁止されています。
そういったエフェクトを制作した場合は、Facebook社の審査が通らない可能性が高くなります。
本施策では、自然なメイクアップ効果を表現しながら、MOLAKの世界観が楽しめるエフェクトを目指して制作しました。

2.プロモーション施策で露出を増やす

Instagram Spark ARを制作すると、Instagram上の「エフェクトギャラリー」で公開されますが、Instagramトップからエフェクトギャラリーまでの導線が非常に長く、ここでの露出や誘導は限定的です。
場合によっては、せっかく力を入れて制作したARエフェクトに誰も気づいてくれない恐れがあります。
AR制作の際は、プロモーション施策やPRといった露出を増やす施策を検討することをお薦めします。

3.アカウント連携と権限の整理

Instagram Spark ARを実施の際は、以下のアカウント保持・連携、権限の管理が必要となります。

  • Instagramアカウント
    Instagramのアカウント保持はもちろんですが、ビジネスアカウントに切り替える必要があります。
     
  • Facebookアカウント
    Facebookアカウントを保持している必要があります。
    持っていない場合は新規で作成します。
    さらに、そのFacebookページとInstagramのビジネスアカウントとFacebookページを連携させる必要があります。
    ※Spark ARの管理画面はInstagram、Facebookとは別にあり、FacebookのID・パスワードを使ってログインします。
     
  • アカウント権限の管理
    ARエフェクトの制作については外部委託するケースが多いと思います。
    その場合はFacebookアカウントから制作会社にアクセス権限付与を行う必要があります。

結果

今回のAR施策において、以下の結果を得ることができました。

  • 長期的なブランディング効果
    2020年1月に公開して以来、これまでに2.3万回エフェクトが利用されています。
    公開から時間が経つにつれて利用回数は減少しているものの、半年後の6月ごろまで1日の平均エフェクト利用回数は約70回を記録しており、長期的に使っていただくことができるARを制作することができました。
     
  • コアターゲットへのリーチ
    Spark ARのオーディエンス分析(Facebookデータを基にした分析)をした結果、エフェクトを利用したユーザーは93%が女性、13~24歳が約90%を占め、特に13~17歳が全体の50%と含有率が高い結果となりました。
    当初よりターゲットとしていた若年層×女性に効率よく訴求することができました。

クライアント様の声

今回のAR施策においては、カメラフィルターとして「綺麗になる、可愛くなる、これを使って撮影したくなる」というユーザーメリットを特に意識しました。 「カラコンのデザインを再現するのではなく、カラコンを着けて変化した瞳を再現する」というのが難しいポイントでしたが、何度も調整を重ね試行錯誤した結果、MOLAKカラコンによる瞳を再現したうえに、MOLAKのコンセプトメイクが反映される、素敵な可愛いフィルターが完成しました。 次はMOLAK以外のブランドでも作ってみたり、よりユーザーが楽しめ、カラコンに親しみを持ってもらえるコンテンツを発信していきたいと思います。

弊社では、データ活用のみならず、ARといった最新技術を用いたプロモーション施策の企画等も行っております。
お気軽にご相談ください。

本件に関するお問い合わせ先
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp