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Cookieレス時代の到来 | デジタルマーケティングでの対策方法をご紹介

はじめに

昨今Cookieレスというワードをよく目にすると思います。
Cookieレスについて具体的によく分からないという方も多いのではないでしょうか?

デジタルマーケティングには欠かせないCookieは、重要な役割を担っていましたが、今後はさらに本格的なCookie規制が進んでいくと考えられます。

今回は、Cookieレスがデジタルマーケティングにおいてどのような影響を与えるのか。また、どのような対策をしていく必要があるのかを解説させていただきます。

●Cookie(クッキー)とは


Cookieとは、Webブラウザに保存されるIDのようなものです。

ユーザーにとってのメリットはCookieによってユーザーはウェブ上でのパスワード等のログインの入力の手間を省くことができ、スムーズなwebの閲覧や商品の購入をすることが可能です。

企業としてのメリットはCookieによってユーザーのweb上で閲覧履歴等の行動データを取得し、それらを用いて広告の出し分けやリターゲティング等効果的なマーケティング施策を行うことができます。

また、Cookieには1st Party Cookieと3rd Party Cookieの2種類があります。

●1st Party Cookie

ユーザーが訪れているWEBサイトのドメインから直接発行されるCookieのことを指します。

1st Party Cookieはウェブサイト自体が直接作成・管理するクッキーであり、同じドメイン内の異なるページやセッションでの情報を共有するのに使われます。ドメインの異なるサイトでは活用できません。

●3rd Party Cookie

ウェブサイトとは異なるドメインから発行され、ユーザーのブラウザに保存されるクッキーのことを指します。これは通常、異なる広告主や分析サービスなどが、複数のウェブサイトでユーザーの行動を追跡するために使用されます。

● Cookie規制の概況


近年、Cookie規制は法規制やブラウザの自主制限によって、主に3rd Party Cookieの使用が制限されております。

1st Party Cookieがデータ活用で重要な要素となりますが、1st Party CookieにおいてもSafariの規制により、Cookieの有効期限が7日間に変更となり年々規制を強めております。

※Cookie規制の状況はブラウザごとに異なります。

cookie規制の状況

●Cookie規制による影響


では、具体的にCookie規制によってデジタルマーケティングにどのような影響を与えるのでしょうか。

広告手法の制約

Cookie規制により、ユーザーの行動や嗜好に基づいた広告ターゲティングが難しくなります。これにより、広告主はより広範な広告の表示と、ターゲットユーザーに特定のメッセージを送り込む難しさが生じます。特に3rd Party Cookieが利用できなくなるため、代表的な活用例であるリターゲティング広告が機能しなくなります。

デジタルマーケティング活動への影響

Cookie規制による影響は広告だけではありません。
Cookieの規制によりユーザーの識別の期限が短くなり、サイトに再来訪する人の分析が困難になります。
その結果、来訪情報やサイト内での行動履歴を追跡・取得することができず、マーケティングや分析の活用に影響を与えます。
分析精度が低下し、施策の評価や将来的な戦略を立案するための現状分析の結果が正しく行えなくなり、分析結果からミスリードを招く等大きな影響を及ぼします。

▼Safariの規制の場合

Cookie規制_課題

●Cookieレス対策


Cookieレスへの影響を受けて、今後の具体的な対策についてご紹介します。

1st Party Cookieデータの活用

Cookieレスな環境では、1st Party Cookieデータが重要となります。ウェブサイトやアプリ内でユーザーから得られる情報や行動履歴を活用し、パーソナライズされたエクスペリエンスを提供することが求められます。

コンテキストベースのターゲティング

ユーザーの行動データに頼らない代替手段として、コンテキストベースのターゲティングが重要です。ユーザーが閲覧しているコンテンツやページのコンテキストを考慮して、広告やコンテンツを提示することが求められます。

記事と親和性が高いためユーザーが広告に対して不快感を抱きにくく、購買意欲に貢献しやすいターゲティングになります。

●まとめ


Cookieレスにより3rd Party Cookieを活用したターゲティング広告や効果測定が困難になることから、Cookieレスの時代においては、3rd Party Cookieから、1st party Cookie利用に切りかえることが必要です。
1st party Cookieにおいても一部制限がある状況のため、
持続的に利用できるIDをベースとしてマーケティング設計するかが重要になってきます。

まず、自社デジタルマーケティング活動においてCookieレスが与える影響や対応策を正しく理解し、整理することをお勧めします。

・①3rd Party Cookieで実施している施策は何か

・②上記施策のマーケティングへの影響はどの程度か、今後も継続を希望するか。

・③継続希望のマーケティング施策において代替策として1st party Cookieが利用できるか。1st party Cookie以外が必要か。

上記ポイントを整理したうえでCookieレスに備えることが大切です。

1st party Cookieの場合、弊社が開発した「最新ITP対応Cookie」を利用することで、
1st party Cookie有効期間を400日まで延長でき、ユーザーの思考性にあったコミュニケーションの実現が可能です。

●『最新ITP対応Cookie』のご紹介


最新ITP対応Cookie

Cookieレスの対策としてDataCurrentが提供する「最新ITP対応Cookie 」のご紹介をさせていただきます。

こちらのサービスはSafari 16.4アップデートやITPによる最新のCookie規制に対応した独自のServer Side Cookie(以下、「SSC」)を発行し、Cookieレス後も1st Party Cookieを使用した分析などに活用できるスキームを提供いたします。

WEBアクセスログを使った顧客行動分析の規制を受けることなくユーザーのWEB行動を把握でき、さらには同一組織内であればクロスドメイントラッキングが可能となり、企業におけるデータ利活用に貢献いたします。

以下よりダウンロードができますのでご興味いただけましたらダウンロードいただければ幸いです。

詳細につきましては、こちらの【ダウンロード資料】最新ITP対応Cookieをぜひご確認くださいませ!

【ダウンロード資料】最新ITP対応Cookie

また、DataCurrentは、DX推進やデータ基盤に関する要件定義から開発のディレクションまでを支援し、円滑なシステム開発~データ利活用をサポートしております。

是非お声がけ下さいませ。

本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp

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