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2023/11/30セミナーレビュー|Cookie有効期間を延ばすことが可能に!~データ活用最前線~

はじめに

先日11月30日(木)に行われたセミナー「Cookie有効期間を延ばすことが可能に!~データ活用最前線~」についての内容を紹介いたします。

今回のセミナーでは今後規制が進んでいくCookieの、有効期間を400日まで延長できる『最新ITP対応Cookie』と、その分析活用方法についてご紹介してまいります。

Cookie規制がもたらす影響とは?


近年、法規制やブラウザの自主制限によって、主に3rd Party Cookieの使用が制限され、
1st Party Cookieがデータ活用における重要な要素となっておりますが、
1st Party CookieにおいてもSafariの規制により、有効期限が7日間に変更となる等、
年々規制が強まってきております。

ブラウザ比較表

規制が厳しいSafariについて深堀すると、Safari 16.4アップグレード時のITP規制では、
Treasure Data・サーバーサイドGTM(sGTM)で開発されたサーバーサイド Cookie(SSC)も規制対象で、ドメインだけでなくIPアドレスを同一にしなければ、Cookieの有効期限が7日間となってしまいます。
※ITP規制:Safariに搭載されているトラッキング防止機能(Intelligent Tracking Prevention)

ITP規制流れ

上記のように、規制によりCookieが制限されていくと、
サイト内での行動履歴の追跡・取得が難しくなるほか、サイト再来訪時にユーザーの識別が不可能になる等、マーケティングや分析活用に大きく影響が出てきてしまいます。

cookie制限ユーザーの影響

規制の影響を受けない『最新ITP対応Cookie』でできること


そこで弊社では、Cookie規制によるマーケティングや分析への影響を抑えるため、
Cookieの有効期限を伸ばすことができる独自開発ツール『最新ITP対応Cookie』を開発いたしました。

コンテンツサーバーとSSCを発行するサーバーを同一にすることで
IPアドレスの乖離を避けることができるため、Safari 16.4のITP規制の対象にならない形で、
Cookieを400日間保持できるSSCを発行することが可能になります。

ITP対応Cookie構成図

さらに同一組織内であればクロスドメイントラッキングも実現でき、
ドメインを跨いでのユーザーの識別も可能となります。

ITP対応Cookie構成図2

このように『最新ITP対応Cookie』を使用することで、Cookie規制により難しくなっていた、
サイト内での行動履歴の追跡・取得や、サイト再来訪時のユーザーの識別が可能になり、
顧客行動を把握でき、マーケティングや分析に活かすことが可能になります。

Cookieを活用した分析事例


では、Cookieを活用した分析事例をいくつか見てみましょう。

クロスドメインでの行動分析

『最新ITP対応Cookie』を使用し複数のドメインを跨いでのユーザーの識別が可能になることで、
サイト横断かつ時系列での顧客の行動分析が可能となります。

クロスドメイン行動分析イメージ図

例えば、会員登録前のユーザーの行動をクロスドメイントラッキングにて分析。
サイト来訪時にサイト内の記事を閲覧、その後動画コンテンツを閲覧したユーザーが会員登録をしている傾向が高いことが分かると、今後会員登録を増やしていくための施策検討やコンテンツ拡充の検討がしやすくなります。


▼時系列分析(n1解析)

Cookieでユーザー1人1人の行動が取得できるため、ある特定のユーザーを一人だけ選定し、
商品購入や自社サイト訪問前後の行動を時系列で分析するn1解析が可能となります。

時系列分析イメージ図

1人のユーザーの行動を深堀することで、KPIに対して何がきっかけになったかを把握でき、
コンテンツの拡充や誘導施策、広告やメルマガ等のクリエイティブの見直しの検討が可能となります。

まとめ


このように、Cookieを活用することで様々な分析ができるとともに、
自社のマーケティングへの効果を高めることができますが、Cookieが規制されてしまうと、
ユーザーの行動を追うことが難しくなり、マーケティング活動へ大きな影響が出てしまいます。

よって今後Cookie規制が強まっていく中でも、今までと同等なマーケティング・分析ができるように、Cookieへの対策をとっていくことを推奨いたします。

弊社では、冒頭でご紹介したITP規制の影響を受けずにCookieの有効期限を伸ばすことができる
独自開発ツール『最新ITP対応Cookie』を提供しており、Cookie対策のサポートが可能となっております。

Cookie対策のみならず、ご紹介させて頂いたCookieを活用した分析支援のサポートや、
Cookieと会員IDなどを利用した共通ID化のご支援もさせていただいておりますので、
ご興味頂けましたら資料をダウンロード頂くか、お気軽に是非お問い合わせくださいませ。

「最新ITP対応Cookie」のご紹介


最新ITP対応Cookie

こちらのサービスはSafari 16.4アップデートやITPによる最新のCookie規制に対応した独自のServer Side Cookie(以下、「SSC」)を発行し、Cookieレス後も1st Party Cookieを使用した分析などに活用できるスキームを提供いたします。

これにより、上記規制を受けることなくユーザーのWEB行動を把握でき、さらには同一組織内であればクロスドメイントラッキングが可能となり、企業におけるデータ利活用に貢献いたします。

サービス資料では提供内容や利用例について紹介しておりますので、是非ご確認ください。

【ダウンロード資料】最新ITP対応Cookie

「分析支援サービス」のご紹介


分析支援サービス

DataCurrentが提供する「分析支援サービス」では、企業が保有するデータや外部データを使用して分析やダッシュボード作成の設計の段階から~施策実行/評価まで一気通貫にサポートいたします。

「データ分析のやり方がわからない」「ダッシュボードツールを使いこなせていない」「今後の活用イメージがわかない」など、データ分析にお悩みの方はぜひご相談ください。

【ダウンロード資料】データ活用サポート | 分析支援サービス

本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp

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