2023.12.05 コラム
Cookieに依存しないための代替ソリューションとは?ユニバーサルID「ID5」に迫る
● Cookie規制への対応策|代替ソリューションとは?
webマーケティングを行う上で必要不可欠なcookieですが、プライバシー保護の観点からクッキーレスの動きが高まっています。
海外ではcookieに関連する法整備が進んでおり、日本国内においても改正個人情報保護法や改正電気通信事業法の施行によって、cookieの規制は年々高まりつつあります。
cookieを活用したwebマーケティングにおいては、cookieに代わる代替を検討することも視野に入れていかなければならなくなるでしょう。
そこで、注目したいのが、サードパーティーcookieに代わる新しい代替ソリューションです。
代替ソリューションは、主にサードパーティーcookieと同様に、ユーザーを識別することで活用するものと、ユーザーを識別しないで活用する2種類に分けられます。
今回は、サードパーティーcookieと近い形でユーザーを識別することができる「ユニバーサルIDソリューション」について掘り下げていきます。
●ユニバーサルIDソリューションとは
ユニバーサルIDとは、様々なサービスやシステム間で使える共通したIDの総称です。
このユニバーサルIDを用いて、各企業にて新たなソリューションの開発が行われており、
サードパーティーcookieに代わり、広告業界において活用されはじめています。
ユニバーサルIDには2種類あり、確定型と推定型に分けられます。
確定型:Eメールアドレス、電話番号、会員IDなどの個人を特定できる確定の情報から生成
推定型:IPアドレス、ブラウザ、ページ滞在時間など個人を特定できない推定の情報から生成
ユニバーサルIDを提供している企業は複数あり、 各社特徴も様々です。流通規模やID生成に必要な情報や確定データがよいか推計データがよいかなど、 課題にフィットしたサービスを選ぶのがよいでしょう。
今回はユニバーサルIDの中からID5社の提供する「ID5ID」についてご紹介します。
●ID5とは
■ID5の概要
ID5は2017年に設立されたグローバル企業であり、 パブリッシャーに対して継続的な収益拡大支援を行うことを主要事業としています。 透明性と拡張性を兼ね備えた上で、プライバシーにも最大限に配慮したIDソリューションとして【ID5ID】を提供しています。
ID5 IDはID5社が提供する、サードパーティーcookieに依存せずに利用できるユニバーサルIDです。
そのIDは世界中で採用されており、 グローバルのリーチは月間70億デバイスと、クッキーレス対応共通IDとして高いシェアを占めています。
ID5 IDは「確定型情報」と「推定型情報」で構成されており、ハイブリットモデルが特徴とされていますが、 日本国内においては、類推のデータの利用が進んでいる傾向です。
類推データは ページURL、IPアドレス、タイムスタンプなどの様々なシグナルと機械学習アルゴリズムを活用して生成されます。 生成したIDを広告配信や分析に利用することが可能です。
今後もID5のみならず、ユニバーサルIDサービスの普及は進んでいくことが予想されるため、cookie規制の対応策として視野に入れていくこともカギとなるでしょう。
弊社では、クッキーに代わる技術として顧客のメールアドレス等の個人データを別のIDに変換したうえで、セキュアに構築された環境下でのデータ連携が可能とする、「Anonymous Connect」をリリースしております。
Anonymous Connectは、従来のクッキーSyncに代わり、各企業が保有する1st Partyデータを安全に別のIDに変換した上で突合を行うため、クッキー廃止後も顧客インサイトの分析を行うことが可能です。
詳細についてはこちら
他にも弊社では事業会社様のデジタルマーケティング活動の支援を行っています。
cookieに関連するサービスも幅広く扱っておりますので、お困りごと等ございましたら是非お気軽にご相談ください。
本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp