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CDP導入検討企業必見!CDPツール選定時に検討したいポイント

● はじめに

「複数のツールで点在して管理しているデータを統合したい」、
「それを基に顧客に寄り添ったマーケティングを実現したい」などの理由から、
CDPの導入を検討される企業様は増えています。

一方で、何のツールが自社に最も合っているのか、どう選定すべきかまず悩まれるかと思います。
CDPと一口に言っても、必要な機能がすべてパッケージ化されているツール(SaaS)や、クラウドサービスなどを活用して自社で開発するようなケースもあります。

また、パッケージ化されているツールの中でも自社の用途に合ったものは何か、自社開発をする際にもどのクラウドサービスを選定すべきか、など検討事項はたくさんあります。

今回は、CDPツールの選定において検討したいポイントをいくつか簡単にご紹介します。

  • 機能
  • コスト(ツール費/人件費)
  • カスタマイズ性/スケーラビリティ
  • 構築スピード
  • サポート

● 機能

【機能要件の洗い出し】

まずは、必要な機能が備わっているCDPを見極めることが重要です。

そのためには機能要件を固めておく必要があります。
CDPを使ってどういうことを実施して何を実現したいか、CDPの活用計画を予め洗い出しておきます。

いつまでにどういうことを行うかのロードマップを引くことで、自社開発の場合はそのスケジュールを引くことができたり、SaaSの場合ではいつまではこのプラン、もう少ししたら上のプランにアップグレードする、などの計画を立てることができます。
ここを明確にできていると、次に出てくるコストシミュレーションもしやすくなります。

【外部ツールとの連携性】

また、CDPで施策実行をする際に重要になってくるのが外部ツールとの連携です。
ここで言う外部ツールとは、CRM、MA、CMS、広告プラットフォームなど、施策を行う上で必要なツールを指します。

CDPによっては、あらかじめデータコネクターが用意されており簡単に連携できるものもあれば、都度開発が必要なものもあります。
あとから「使いたい外部ツールが実は連携できなかった」といった事態を防ぐために、CDP活用計画にどのような外部ツールが含まれているか、それらと連携できるCDPはどれかを事前調査しておくことも重要です。

● コスト

当然ですが、ツール導入の際に、予算をまず検討しますよね。

年間を通してどのくらいのコストがかかるかをシミュレーションし、予算に見合ったツール選定が必須となるかと思います。

そのコストに関しても、「ツール費」「人件費」の2種類があります。
ツールを開発・維持する人がどれだけ必要か、どれだけの工数がかかるかも合わせて検討すると、より現実的なコストシミュレーションができます。

一般的には自社開発の方がツール費は抑えられる傾向にありますが、初期開発や開発後の維持にどれくらいの人件費やリソースを割けるか、SaaSは維持コストがかからない分ツール費が高くなる傾向にあるものの、そのランニングコストを賄うだけの予算があるか、それら両方を加味した際にバランスが良いCDPはどれか、などをシミュレーションしながら検討していきます。

● カスタマイズ性/スケーラビリティ

カスタマイズしてCDPを作りこみたい、あるいは最初はスモールスタートで最低限の機能で構築しながらゆくゆくはカスタマイズしていきたいなど、柔軟性を求める企業様も中にはいらっしゃるかと思います。
そういった場合、候補にあがっているCDPがどれだけその要件に応えられるかの事前調査が必要です。

またスケーラビリティという意味では、最近よく聞くのは
「データ量が増えて今使っているCDPが使いづらくなってきた」
「実行ジョブが増えてきて柔軟に活用できなくなってきた」など、
CDPをしばらく使ってから出てくる課題です。

自社が長く使っていくうえでどのくらいまでデータが増えそうか利用者が増えそうかなど、難しいところではありますが、事前にシミュレーションしておくことも重要です。

● 構築スピード

各企業様の事業計画として、「いつまでにCDPを導入したい」といった納期があると思います。

SaaSの場合は開発が不要のため、比較的スピーディーに構築できる傾向にあります。
一方で自社開発の場合、システムの要件定義から入るため構築までの期間はSaaSよりも長くなる傾向にあります。

事業計画としていち早くの導入が必要なのか、そこまで急がなくても良いから他の要素(カスタマイズ性など)を重視したいのかなど、状況に応じた検討が必要になります。

● サポート

最後に、自社がCDPを運用していくにあたり、どのようなカスタマーサポートを必要としていて、候補のCDPがどのくらいそれらをカバーできているかなどを確認しておくことをおすすめします。

SLAはもちろんですが、何かトラブルがあった時、質問がある時など、ベンダーによってどこまで手厚くサポートしてくれるかは様々です。
自社のリソース、スキルによってもどのレベルのサポートが必要になってくるかなど変わってくるかと思いますので、最低限必要なサポートは何かを考えておきたいですね。

また、CDPによっては英語のみのサポートしか提供していない場合もあるので、言語についても要注意となります。

● 最後に

今回上げたポイントの他にも、クッキーレス対策(サーバーサイドクッキーなど)ができるかや、利用方法によっては分析結果が返ってくる速さや同時並行タスク数がどれくらいか等の細かい部分も検討していくケースもあります。

またそれら項目を検討し、すべての条件を満たすツールが無いケースも往々にしてありますが、その場合は項目の優先度を整理して、優先度が低い項目は妥協できるレベルなのか、また他で補う方法(運用で補完する、他のツールも併用するなど)も視野にいれながら総合的に判断していく必要があります。

まずはCDPを通して自社がどんなことをしたいかを明確にし、それに沿って条件を整理しながらツールを比較していくと、長く使えるデータプラットフォームが構築できると考えています。

また、CDPの導入に関連する記事として、「CDP担当者に聞いてみた! 第1回 CDP構築ってどのくらい時間がかかるの?」もございますので是非併せてご確認ください。

DataCurrentでは、CDPツールの選定から構築、運用、活用まで一気通貫で支援しています。
お困りごとございましたら是非お問い合わせください。

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本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp

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