2025.07.04 コラム
【データ基盤のトレンド】CDP基盤はどのように選んだらよいのか?
はじめに
CDPやデータ基盤といった言葉も浸透し始め、自社データをマーケティングやビジネスに活かそうとする企業が増えております。
経済産業省の2025年の調査によると、経営戦略にDXやデータ活用を掲げているのは91%に上るものの、DX戦略が施策とうまく連動できていないケースがまだまだ多いのも課題です(68%)。

参照:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/keiei_meigara/dx-bunseki_2025.pdf
DataCurrent社へも下記のようなお問い合わせをいただくことが直近増えてまいりました。
<直近でよくある相談内容>
・DX基盤を検討したいが、どのように選定したらよいかわからない
・一緒に基盤検討の要件定義~RFP作成を手伝ってほしい
・DX基盤を構築したが、うまく活用できていない
・DX基盤の費用がコストがかかりすぎている、最適化したい
そこで改めて基盤選定にフォーカスし、ご紹介いたします。
データ基盤を構築し何を実現したいかを整理する
すでに基盤構築をしたが、うまく利用に至らないケースとして、「活用されない」が特に多いご意見です。データはあくまでも意思決定の手段であり目的にはなりえません。
手段としてどのように活用していくか、そのためにどのような機能が必要か整理します。
- 実現したいことを整理
基盤構築した結果、どのような状態になっていたいのかを明確にします。
・目的
・背景
・課題
・ゴール
・活用イメージ
・必要な機能・条件 など
- 基盤条件を整理(RFP作成)
必要に応じて基盤選定するうえでの条件事項(RFP作成)をまとめます。
基盤を選定する
事前に整理した基盤構築で実現したいことやRFPに沿って基盤を選定いたします。
そこで出てくるのがSaaSやIaaSなど複雑な基盤の種類。
本コラムでは基盤の種類をかみ砕いて説明いたします。
<データ基盤構築の方法>
データ基盤を構築するにあたり、よく話題に出るのが下記2つ。

少し難しいので・・・下記でかみ砕いて説明します!

身近なものに例えると・・・

<サマリー>
IaaS
多少手間とスキルは必要だが、好きなように料理して食事を用意することができ、
コストを抑えられるため長く続けやすい
SaaS
手間がかからないが、決まったものからしか選べず、経済的には毎日長くは続けられないことも
上記点から、最近では「SaaS型→IaaS型へ移行したいので手伝ってほしい」といったご相談も増えております。
IaaSやSaaSだけなんだっけ?
実はIaaSやSaaSだけではなく、IaaSとSaaSの中間のような基盤も出てきております。
<IaaSとSaaSのいいとこどり>
・SnowFlake
・Databricks など
<新しい基盤の考え方>
・コンポーザブルCDP など
こちらは別のコラムで紹介したいと思います!
さいごに
今回はIaaSとSaaSにフォーカスした基盤の選び方をご紹介いたしましたが
実は新規で基盤構築したいというお声より、基盤を最適化したいというお声が非常に増えております。
最適化については基盤を最適に運用するためのデータマネジメント領域も広く支援しております。
DX推進において重要なことは、データをビジネスや意思決定に生かす手段として利用することとつかいこなしていくなかで最適構成か適宜見直すことにつきます。
DataCurrentでは、データ基盤構築はもちろん、データマネジメント支援も行っております。
基盤を導入したが、ルールがうまくいっていない方、最適な構成なのか知りたい方、一緒に進めながら社内の内製化もサポートしてほしい方、DataCurrent社へお気軽にお問い合わせください。
<基盤構築支援>
》【ダウンロード資料】CDP総合支援サービス ~構想・構築・活用~

<データマネジメント支援>
》【ダウンロード資料】データマネジメント・アセスメントサービス

本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
株式会社DataCurrent
info@datacurrent.co.jp