2021.11.30 リサーチ
ファッション・アパレルECサイト関心調査
ヤフー・データソリューションのDS.INSIGHTと経済産業省、NHKによるオープンデータを活用し、
主要なファッション・アパレルECサイトへの関心度を各キーワードの検索ボリューム量で調査しました。
● 調査概要
■ 活用データ
- ヤフー・データソリューションのDS.INSIGHT
- 経済産業省 商業動態統計 衣服・身の回り品の販売額
- NHK特設サイト 新型コロナ データ一覧 東京の感染者数
■ 対象キーワード
- fifth
- SHEIN
- グレイル
- ZARA
- ZOZO
- ユニクロ
■ 対象期間
- 2018年10月1日~2021年10月31日
● 調査結果
[ 衣類・身の回り品の販売額 × 対象キーワード検索数の合計 × コロナ感染者数(東京)]
■ポイント
例年の衣服・身の回り品全体の販売金額は、2月と5月に少なく、3月と9月に多い傾向にあります。
2020年4~5月は、コロナ以前の2019年4~5月に比べ、衣服・身の回り品全体の販売金額が少ない一方で、検索数の水準は上昇しています。
コロナ感染者数が増加すると検索数が減少し、コロナ感染者数が減少すると検索数が増加する傾向がみられました。
※検索ボリューム数は、ヤフーが保有する検索データをもとに、インターネット人口全体へ拡大推計された想定ボリューム数となります。
※人気度は、期間全体の検索ボリューム最大値を1とし、月毎の数値を0~1で示した値となります。
[ 衣類・身の回り品の販売額 × 各キーワード検索数(fifth、SHEIN、グレイル)]
■ポイント
fifthについて、キャンペーン実施時期である2020年3~4月に検索数が大きく増加しているが、その後はあまり検索数が伸びていないようです。
SHEINについて、2021年2月以降急激に検索数が増加しており、2021年10月にはグレイルと同等の検索数ボリュームまで伸びています。
グレイルの検索数は安定的に多く、衣服・身の回り品全体の売上傾向にほぼ沿う形で推移しています。
※検索ボリューム数は、ヤフーが保有する検索データをもとに、インターネット人口全体へ拡大推計された想定ボリューム数となります。
※人気度は、期間全体の検索ボリューム最大値を1とし、月毎の数値を0~1で示した値となります。
[ 衣類・身の回り品の販売額 × 各キーワード検索数(ZARA、ZOZO、ユニクロ)]
■ポイント
ZARAとユニクロについては、安定的に検索数が多く、衣服・身の回り品全体の売上傾向にほぼ沿う形で推移しています。ユニクロはコロナ以前に比べ検索数の水準が上昇しているとみられます。
ZOZOについては、2019年9月、会社体制の変更が影響か、検索数が急上昇しています。その後の検索数はあまり伸びていなかったものの、2020年10月以降は上昇傾向にあります。
※検索ボリューム数は、ヤフーが保有する検索データをもとに、インターネット人口全体へ拡大推計された想定ボリューム数となります。
※人気度は、期間全体の検索ボリューム最大値を1とし、月毎の数値を0~1で示した値となります。
[ リサーチしてみて ]
調査の結果、コロナ以前に比べて、ユニクロやグレイル等のファッションECサイト名の検索数の水準が上昇している傾向が見られました。実店舗ではなく、ECサイトを利用する人が増えたのでしょうか。
また、2021年に入ってから急速に関心度が高まっているECサイト「SHEIN」の今後にも注目したいと思います。
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